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漆喰リフォームのご提案real estate

本物の漆喰を感じて欲しい



リビングやダイニングのクロスを漆喰にリフォームしたいというお考えがありませんか?実は本格的な漆喰も下地処理を行えば、クロスの上から塗る事が可能です。

ホームセンターや価格勝負のリフォーム店などでも「クロスの上から漆喰をぬる」という工法や商品が販売されていますが、その多くは左官業界でいう漆喰ではありません。

実は漆喰という定義はあいまいで、文化財などの修復に用いる本格的な現場調合の漆喰も樹脂や化学スサ・白色セメントなどが混入されたものも漆喰と呼ばれる事があります。

用途に応じて様々な漆喰が存在する事に異議はありませんが、本当によい漆喰の価値を誤解されていると悲しい事です。
塗装の白とは違い、漆喰の白は優しい白色です。それは漆喰に混ぜているスサの色がうっすらの漆喰につくからです。

プライスレスの価値が漆喰にはある




ホームセンターなどで売られている「クロスの上から直接塗れます」などと書かれた漆喰は、本物の漆喰ではありません。
なぜなら本物の漆喰はクロスに接着しないからです。だから処理なく直接の施工などあり得ません。要は漆喰に似た製品と言えます。全く偽物という訳ではありません。ほぼ漆喰ですが、本物とは違います。

我々プロが見ても、本物か似たものか区別が付かないものもありますが、そういったかなり近いものは、クロスに直塗り出来ないものがほとんどですね。

だから直接塗れると謳っているものは、本物の価値とは違うものと認識して頂いて良いかと思います。

では、どうやって本物の漆喰をクロスを剥がさずに施工するのかですが、まずはクロスを補強します。
漆喰は硬化乾燥時に収縮(縮む)ので、下地に対して引っ張る力が発生します。弱っているクロスだとめくれてしまう恐れがある為です。






タッカーと呼ばれる釘打ちでクロスがめくれない様に補強します。これはあくまでも補強で次には接着させるために下地塗りを行います。カーボン繊維が配合された下塗材を全面に塗ります。この素材はクロスにしっかりと接着し、また漆喰もこれにしっかりと接着するものです。

この処理を必要とするかしないかで、本物の漆喰と偽物との分かれ道だと思いますね。

最後は仕上げ塗りです。
本物の漆喰をご採用なら、コテで模様を付けて仕上げるのではなく、しっかりと押さえてフラットな仕上げをお勧めします。

クラックが目立ちやすかったり、補修がしにくいなどのデメリットはあるものの、やはり古くから伝わる漆喰の本当の仕上げ方でこそ感じる価値があると思っています。

養生〜補強〜下地塗り 1日目
漆喰仕上げ 2日目

最短二日で仕上がります。
クロスによっては施工出来ないものもありますので、まずは現地調査から。お気軽にお問い合わせ下さい。
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